みなさん、
【コウノドリ】
という漫画を知っていますか?
2015年ドラマ化もされたので
知っている方も多いかな?
私は普段、
ドラマは殆んど見ないのですが
このドラマは毎回見ては
号泣していました。
(それですっかり
綾野剛さんと星野源さんに
はまった私…)
主人にも薦めて、
主人は原作を読んでました。
3/20(月)に
その、コウノドリの
ドラマプロデューサー
鈴木早苗さん、
撮影協力をしていた
神奈川県立こども医療センター
新生児科部長 豊島勝昭先生、
瀬谷区地域子育て支援拠点
にこてらす にこポンテ担当
五十嵐 純子さん、
の講演会があったので
行って来ました。
なんとなく
難しく書いてしまいましたが、
噛み砕いていうと、
娘が幼稚園に行くまで
毎日のように通っていたにこてらすの
スタッフさんと
通っていたリトミックの先生が
実行委員会をしている講演会、
しかもコウノドリ!!
行くしかないじゃん!!
っていう流れです。
前置きが長くなりますが、
なぜ私が産科医療、しいては
小児医療に関心があるのかを
お話しさせて下さい。
コウノドリでは産科医療が
描かれています。
うちの娘、実はNICU経験者なんです。
出産自体は陣痛から4時間の
スピード出産でした。
産まれた瞬間の安堵感、嬉しさは
未だにあれ以上の幸せはない位、
極上の時間で、
無事に産まれてさえくれれば
それで終わりだと思っていました。
生後1日目から母乳も飲み、
なんの問題もないと幸せいっぱい。
それが…
生後2日目、
何故か先生に呼ばれいってみると、
娘は点滴をしていました。
(私が出産した病院は夜は病院側が見てくださるシステムでした。)
嘔吐を繰り返してしまい、
体重減少が激しく、脱水症状が
怖いからと説明を受けました。
でも、その時は、
今日明日には戻るだろうから
一緒に退院は出来ると思いますよとも
言われてました。
それが、
原因不明の嘔吐は続き、
日を追うごとにチューブが増え、
体重も減ってしまい、
最終的にNICU行きに
なってしまいました。
もうね、私パニックです。
毎日毎日泣いてました。
かなり、ナーバスになっていました。
幸い、すぐ近くのNICUのある病院に
転院だったのですが、
救急車で運ばれて行ってしまい、
そんなにもヤバイのかと
不安は増すばかり。
私はまだ入院中だったのもあり、
転院先の病院に行けたのは
その日の夜。
さらにチューブは増え、
しかもやっぱり原因不明。
小さな体に沢山のチューブ、、、
かなりキツイ。
泣きながら病院に戻ったのを
覚えています。
翌日、
私にはなんの問題も無かったので
退院して、即転院先へ。
原因は不明でも、
レントゲンなど見る限り、
急を要するような深刻な病気では
なさそうだとの事で、
本当に安心をしたのを覚えています。
そして、そこでやっとまわりを
見る余裕が出来たのです。
所謂、NICUという場所。
ドラマでICUは見たことはあっても
NICUについては知識はほぼ0。
何処かで自分とは無関係だと
思っていた場所が急にリアルに
なった瞬間でした。
不安しかない中、
先ず感動したのは
看護師さんの育児日記。
写真を撮って貼り、
更にコメント付き。
絶対忙しいはずなのに、
こんな事までしてくださるんだと
驚きもしました。
娘はというと、
始めは母乳をチューブで直接胃に流していたのですが、
3ml口から飲めましたよ!
から始まり、
少しずつ少しずつ直接飲めるように。
カンガルーケアが出来る時間は
ずーーーーっと抱っこし、
直接母乳をあげられるようにも
なっていきました。
ただ、多勢耐性菌だったかな?
なんか、菌があるらしく、
地味に隔離されてましたが…。
そんな中、
地震があったんです。
私はその時、NICUにいたんですが
看護師さんの見事な動きに
圧倒されました。
不安すぎる毎日の中、
あんなに的確に動いて下さる方々に
みて頂いてるんだと目の当たりにし、
失礼ながら一気に信頼感アップ。
気持ちがかなり楽になりました。
その後、娘は驚異の回復力を見せ、
10日程で退院する事が出来ました。
結局、謎の嘔吐は
陣痛から出産までが早すぎて、
逆にそれがストレスに
なったんだろうとの事でした。
(最初にこんな経験をしたからか、
その後の娘は風邪すら殆どひかない
病院知らずの
野生児に成長しております。)
もっともっと大変な子育てを
されてらっしゃる方々からすれば
そんな程度…なNICU経験だとは
思いますが、
1人目の子育てが
そんなスタートだったので、
NICUや小児医療について
敏感になり、
ひとごとではなくなったんです。
講演会では、ドラマ化する上での制作側の思い、演じる役者さんの思いなどを知り、うなずくばかり。
豊島先生のお話では、ドラマに出演していた方々のその後を知る事が出来て、勝手に安心したり。(親戚のおばちゃんの気分)
五十嵐さんの話では、毎日のようににこてらすに通っていたし、にこポンテがあるのは知っていたけど、内容までちゃんと理解していなかった事を痛感しました。
難しいかもしれないけど、にこポンテに来てる親子さん交流出来る場が増えるといいなと思いました。
久しぶりに、参加出来て本当に良かったと思える講演会でした。
桃先生、実行委員のみなさま、お疲れ様でした!
素晴らしい講演会、ありがとうございました。
次回、何かあればぜひお手伝いさせて下さい!!
☆-★-☆-★-☆-★
瀬谷区地域子育て拠点
【にこてらす】
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